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初心者からベテランキャンパーまでお役立ち情報を紹介します!

キャンプ場の虫対策

暖かくなるとキャンプ場に虫が多くなって困りますよね。楽しいはずの時間が虫刺されにより台無しになってしまった・・・。ということが無いように防虫対策はしっかり行うようにしましょう。

キャンプ場に発生する虫

整備されたキャンプ場であっても自然の中には様々な虫がいます。キャンプ場に生息する代表的な虫は「蚊・ハチ・アブ・ブヨ・ムカデ」など様々です。それぞれ発生時期と特徴が異なります。

 

蚊の発生時期は「4月~11月」です。湿気のおおい日影に生息しており、水辺が近いキャンプ場では遭遇する可能性が非常に高い虫です。「人の体温や汗、二酸化炭素」に反応して近づき吸血するため、誰でも一度は刺された経験があるのではないでしょうか。

ハチの発生時期は「3月~11月」です。積極的に人を襲うことはしませんが、気付かないうちに蜂の巣に近づいてしまうと防衛目的で襲ってきます。万が一ハチに刺された場合は早急な対応が必要です。場合によっては病院へ行くことも考えましょう。

 

アブ

アブの発生時期は「6月~9月」です。川など湿気がおおい場所に生息し、気温の高い日中に活発に活動します。人の体温や二酸化炭素に敏感で、車から排出される排気ガスにも反応して寄ってきます。鋭い口刃で咬み吸血し、払ってもしつこく追ってくる厄介な虫です。

 

ブヨ

ブヨの発生時期は「3月~9月」です。渓流など綺麗な水場に生息しており、涼しい気温の朝方/夕方頃に活発に活動します。

アブ同様、鋭い口刃で皮膚に咬み吸血しますが、ブヨの唾液成分は毒を持ちます。

人によってはアレルギー反応や炎症を引き起こす可能性があり、早急な対応が必要です。

 

ムカデ

発生時期は「3月~10月」です。暖かく湿った場所に生息し夜行性なため、日中は見かけることは滅多にありません。

人を襲うことは珍しく、何らかの刺激を与えることで咬みついてきます。また毒性をもつため、噛まれた部分は赤く腫れることがあります。

 

虫対策はしっかり行いましょう。

自然の中で楽しむキャンプは虫との遭遇は避けられません。できる限りの対策をすることで被害を最小限に抑え、心配することなくキャンプを楽しめます。キャンプ場へ行くまでに予め準備しておきたいことは下記のとおりです。

 

キャンプ場の服装

①黒い服を避ける

「ハチ・アブ・ブヨ」は黒い色に反応する習性があるので、不用意に近づける原因になります。熱を吸収しやすい点でも黒い服装は避けたほうが良いでしょう。

 

②長袖の服を着る

虫に刺されないように素肌をなるべく出さない服がのぞましいとされています。気温がたかい夏は熱中症対策のため一概に半袖がNGともいえませんが、薄いシャツなど重ね着ができる服装がよいでしょう。

 

防虫対策のアイテム

蚊取り線香(森林用)

屋外では「森林用蚊取り線香」が「蚊・アブ」に効果的です。煙の量が多く燃焼時間が長いため、キャンプサイトの四隅に設置すると虫を寄せつけにくくなります。

 

②虫よけキャンドル

小さな子供やペットとキャンプを楽しみたい方向けには「虫よけキャンドル」がおすすめ。

殺虫効果はありませんが「蚊取り線香の匂いが苦手」という声もあり、キャンドルであれば安心して使えます。柑橘系の香りとゆらめく灯りが良い雰囲気作りにも効果的ですね。

 

③殺虫灯

虫が好むといわれている波長のライトにおびき寄せ、電撃で殺虫するライトです。「蚊・蛾・ハエ」などに効果的です。宿泊キャンプをする方向けにテント内への侵入を防いでくれます。蚊取り線香やアロマと違い、抜群の効果を期待できるものではありませんので、虫よけ対策の一つとしてご検討ください。

 

④虫よけスプレー(ハッカ油)

市販の虫よけスプレーは、多くの虫に効果があります。素肌が出ている部分にしっかりと吹きかけましょう。肌荒れが心配な方には「オーガニックスプレー」も販売していますのでご安心ください。ハッカ油配合のスプレーは「アブ・ブヨ」に効果が高いとされています。

 

万が一刺されてしまった場合

できる限りの対策をしても最悪のケースを想定しておきましょう。正しく知識を持っていればいざという時に焦ることなく冷静に対処できます。これから紹介する対処法は、広く一般的に知られるものですがくれぐれも一人で軽率な判断はせず、必要に応じて病院へ行くなど対応をするようにしてください。

 

ハチに刺された

  1. ハチに刺されたら、その場から数十メートル離れる。(巣から離れる)
  2. 傷口を水で洗い流す。(針が刺さっている場合はつまんで抜く)
  3. ポイズンリムーバーで毒素を吸引する。身近に器具がない場合は爪で傷口周囲を圧迫し毒素を抜く。
  4. ステロイド系外用薬を患部に塗る。
  5. 患部を冷やし安静にする。

具合が悪くなった場合は速やかに病院へいくようにしましょう。

 

アブに咬まれた

  1. 傷口を水で洗い流す。
  2. ポイズンリムーバーで患部を吸引する。身近に器具がない場合は爪で傷口周囲を圧迫する。
  3. 流水や保冷剤で患部を「冷やす」
  4. ヒスタミン薬を患部に塗る。

 

ブヨに咬まれた

  1. ポイズンリムーバーで毒素を吸引する。身近に器具がない場合は爪で傷口周囲を圧迫し毒素を抜く。
  2. ステロイド系外用薬を患部に塗る。
  3. 患部を「温める」※ブヨの毒素は熱に弱いため「43℃以上のお湯で濡らしたタオル」で毒素の中和を試みます。

痒みや腫れがひどい場合は病院へいくようにしましょう。



ムカデに咬まれた

  1. 傷口を水で洗い流す。
  2. ステロイド系外用薬を患部に塗る。

ムカデに咬まれると刺すような痛みと腫れが目立ちます。具合が悪くなった場合は速やかに病院へ行きましょう。

 

まとめ

自然豊かなキャンプ場へ出かければ危険な虫と遭遇するリスクはつきものですが、正しい知識と対処法を知っておけば不用意に心配する必要はありません。キャンプ行く直前にこの記事を読み返してみるのも良いかもしれません。楽しいキャンプライフをお過ごしください。